自己の確立と自他の和合

 太極拳の各姿勢、動作は言葉や文字を弄しても中々急所を掴むことが できないが、身体で覚えると容易に理解する事が出来る。勿論細心の修練が 必要であるがこれを長く続ける事は尚更難しい業とされている。 一般に大成は九年を要し、小成は七年かかると言われ、精妙の境は終身の学と言えよう。 或者は一、二年学び若しくは三、四年の浅きに終わるが、こういう者はどうしても″門外漢 と呼ぶ外はない。とにかく先ず心から修練を始め、順序に従い、漸次錬磨を積み重ね、 規則に沿って行って初めて功を成すもので、何事も″実践≠ェ大事である。

  諺にも言われる通り

   「練拳万遍すれば神理自ら現れる」とは

  至言である。

ゆえに我々は

  一、普段から艱難に立ち向かい、
  二、他を邪魔にせず、
  三、如何なる変化にも順応し、
  四、徳容の修練に励まなくてはならない。

此れが拳者の総てである。 もし道理が不明なら、師に習い、信念が揺らぐ時は良友を求めよう。